当たり前のように日本の昔からの文化と思われている「初詣」。昨今の新型コロナウィルス感染症の影響により、その形を変えざるを得なくなってきました。しかし、実は昔から変わらないと思われている初詣は、実は近代に創られた文化であったのです。
そこで本特別展では、改めて「初詣とは?」を問い、その歴史を明らかにしていきたいと思います。
会期 令和3年11月6日(土)~28日(日)
時間 9時~16時(最終受付15時45分)
受付 神田明神文化交流館1階
会場 神田明神資料館
主催 神田明神資料館
協力 平山昇氏(神奈川大学准教授)、うゑださと士様、オマモニア・林直岳様、ポポンデッタ様
展示内容
1,鉄道が生んだ初詣
・鉄道が生んだ初詣
・神田明神周辺と鉄道史 都電を中心に
2,お正月とは 元旦と正月行事・縁日
・お正月とは
・正月の行事と情報
・初日の出
・初縁日
・元旦
・五節供
・明治時以降に始まった正月行事
◆うゑださと士と都電絵の世界
◆オマモニアの世界
・ハヤシナオタケさんのお守りの世界
◆ラブライブ!と初詣コラボの図(11月中旬ころより展示予定)
平山昇氏プロフィール
初詣研究の第一人者です。
1977年、長崎県生まれ。専攻は日本近現代史。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。神奈川大学国際日本学部国際文化交流学科准教授。
主な著書・論文に『初詣の社会史 鉄道と娯楽が生んだナショナリズム』(東京大学出版会、2015年、第42回交通図書賞受賞)、『鉄道が変えた社寺参詣』(交通新聞社新書,2012年)。
オマモニア ハヤシナオタケ
平成5年(1993年)より御守りや護符の収集を始め、令和3年(2021年)4月までで御守り総数4,100体を超える。
グラフィックデザイナー独自のクリエイティブな視点と日本全国の神社仏閣に参詣した体験を基に、御守りの美しさ・奥深さ・素晴らしさを、楽しく・分かり易く伝えられるかを各種メディアを通して発信。『御守りの本(ワールドフォトプレス)』を出版。また、神社仏閣のブランディングや御守りの企画・デザインなど本業と趣味の世界をミックスさせ幅広く活躍中。※オマモニアとは、「御守り」と「マニア」を合わせた造語です。