男性神職インタビュー

男性神職インタビュー
菊池禰宜

菊池禰宜_01

菊池禰宜

いつから神田神社でご奉仕していますか。

記者

平成8年に神職養成大学である國學院大學に入学し、大学に通いながら研修生として神田神社で奉仕をさせていただきました。大学卒業後に平成12年に神職として奉職しました。

菊池禰宜

神職になったきっかけはなんですか。

記者

菊池禰宜_02

御祈祷をしている様子

北海道で代々神職を受け継ぐ家系に生まれたため、神社が近くにある環境で育ちました。親が神社で奉仕する姿を見て、自分も神社を守っていきたいと思うようになり神職になろうときめました。

菊池禰宜

神社の中ではどのようなお仕事を担当していますか。

記者

菊池禰宜_02
神職は神札授与やご祈祷奉仕を行うイメージがつよいと思いますが、神明奉仕の他にも様々な職務があります。一般の会社の様に部署があり、祭儀・総務・営繕の3つにわかれており、私は総務の担当をしています。
事務仕事も以外と多く、神職だけでなく巫女もそれぞれの担当を持ち神社護持のため日常社務を行っています。

菊池禰宜

神職・巫女になってやりがいを感じる部分はありますか。

記者

菊池禰宜_03
結婚式に携わる部署に長年いましたので、神田神社で結婚式を挙げられた方がお参りに来られた時に、声をかけてくださるのが嬉しいです。
ご家族が幸せに過ごしていることを共有出来るのは神職として幸せな時間です。
また、神田祭をはじめ色々な祭事を通じて、町会の方々と一緒にものごとをつくりあげていくことにもやりがいを感じます。

菊池禰宜

これから神職としてやりたいこと頑張りたいことはなんですか。

記者

菊池禰宜_05
参拝者が気持ちよくお参りいただけるように境内の環境を整えたり、日本文化を多くの方に知ってもらえるように情報を積極的に発信していきたいです。個人的に雅楽が好きなので皆様に聞いていただける機会をつくっていきたいです。

菊池禰宜

男性神職インタビュー
松本権禰宜

松本権禰宜_01

松本権禰宜

いつから神田神社でご奉仕していますか。

記者

令和2年4月1日付けで入社いたしました。

松本権禰宜

神田神社に来る前はどのようなことをされていましたか。

記者

松本権禰宜_02

御祈祷をしている様子

入社前は主に学生でした。
もともと神社の家に生まれたので、物心ついた頃にはすでに神職を目指しておりました。また、神職以外に就きたい職業もなかったので、高校卒業後は資格を取るために國學院大學の神道文化学部に進むことを考えていました。しかしその一方で、哲学にも興味があり、大学は哲学科に進みました。そして哲学科を卒業後、國學院大學神道学専攻科に進み、1年で資格をとって神田神社に入社しました。

松本権禰宜

神職・巫女になったきっかけはなんですか。

記者

神社の家に生まれたことです。

松本権禰宜

神社の中ではどのようなお仕事を担当していますか。

記者

松本権禰宜_02
専門に担当しているのは、資料館と命名です。
資料館については、2か月に1度程度のスパンで開催される特別展の企画や展示替えを担当者で分担して行っております。また、当社資料館の特別展は、漫画やアニメなどとのコラボ展示が多いので、それらの関係者の方とのやり取りも非常に多いです。その他にも、学芸員を目指す学生を対象に博物館実習の受け入れ対応もしております。
命名については、赤ちゃんの名付けのご依頼をしていただいた方に、そのアドバイスをしております。名前は、言うまでもなく、その人の一生のものになりますので、赤ちゃんの命名を行う時は、いつも緊張感と責任感を持って対応しております。なお、命名のご相談のやり取りは、漢字の誤記載を防ぐため、メールで行っております。
その他、担当以外でも、様々なことをしております。

松本権禰宜

神職になってやりがいを感じる部分はありますか。

記者

松本権禰宜_03
はい。神田の明神様に日々ご奉仕していること自体、私にとってはやりがいがあります。また、御昇殿参拝を丁寧に一生懸命奉仕したのちに、参拝者にお礼を言われたりすると、とても嬉しく、やりがいを感じます。その他でいうと、自分が企画した資料館での特別展やトークイベントなどがうまくいった時など、やりがいを感じます。

松本権禰宜

神田神社の好きなところを教えてください。

記者

個性的な神職が多いところです。

松本権禰宜

あなたにとって神田神社とはいったいどんな神社ですか?

記者

自分が成長できる場。

松本権禰宜

これから神職としてやりたいこと、頑張りたいことはなんですか。

記者

祭式など、神職として当たり前のことを当たり前にできるような神職になりたいです。

松本権禰宜