各氏子町会自慢の神輿が、1日かけて次々と神社へ宮入参拝し神輿と人で境内が埋め尽くされます。その数約100基。なかでも旧神田市場の江戸神社千貫神輿の宮入は大迫力。
江戸時代よりご祭神・平将門公がお乗りになった神輿が関東大震災で紛失して以来、80年ぶりに復活します。一般的な神輿の形式とは異なる「入母屋造」台輪3尺5寸という巨大なこの神輿は、当社宮司・大鳥居信史と将門塚保存会会長で当社の氏子総代・遠藤達藏氏が設計・監修を手がけ、6世宮惣・種谷吉雄氏により制作。堂柱には将門公をはじめ将門公に縁の滝夜叉姫、一遍上人の彫刻が刻まれています。この神輿は、史蹟将門塚保存会の参与法人会員を務め大手町・将門塚の隣接する三井物産株式会社より地域社会との交流・史跡旧跡の保存・伝統文化の継承による町おこし・社会貢献活動の一環として史蹟将門塚保存会に寄贈された神輿です。15日の神輿宮入で大手丸の内町会・史蹟将門塚保存会の方々により担がれ、将門公を思わせる勇壮な姿を初披露します。