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附け祭

附け祭
江戸時代、天下祭と呼ば れた神田祭で毎回テーマや趣向を変え、人々を楽しませた賑やかな行列が「附け祭」でした。 附け祭とは?

江戸時代、神田祭で最も人気があり賑やかな行列だった附け祭(附祭)。
附け祭とは、江戸時代に流行した文化芸能―能、浄瑠璃歌舞伎、舞踊、音曲、草双紙や伝説など―を多様に採り入れた踊屋台や曵き物、仮装行列からなり、各氏子町で競い合って毎回テーマを変え人々を楽しませた行列である。
復元された「大江山凱陣」や「大鯰と要石」をはじめ桃太郎や金太郎といった昔話を題材とした「物語」の行列が延々と繰り広げられた。何でもありで「一番人気」の出し物であった。

現代の神田祭でも、平成に入り様々な附け祭を出し話題を呼んでいる。東京藝術大学の学生による曵き物やサンバチーム、南相馬市・相馬野馬追騎馬武者、文化資源学会による復元プロジェクトによる行列、ケロロ軍曹など多くの附け祭が出され、附け祭といえば神田祭というくらい今や定着している。
平成2年に相馬野馬追騎馬武者行列、4年に茨城県水府村・町田町火消行列、6年に茨城県坂東市・将門武者行列とクライスデールワゴンパレード、8年に静岡県大須賀町三熊野神社・一本柱万度型山車、13年に巨大な赤ちゃん「ひいろ」の曵き物、15年より東京藝術大学生制作の曵き物、17年に大鯰と要石のバルーン曵き物、三越のバルーン「飛躍」曵き物、NTTコミュニケーションズ(株)・OCNオリジナルキャラクター「ジョリー」曵き物、19年に大江山凱陣曵き物・練物、21年にアニメキャラクター「ケロロ軍曹」曵き物など、次々と附け祭が出されて注目された。

ちなみに御雇祭は、江戸幕府の経費負担により祝福芸・太神楽や放下芸・こま廻しの諸芸や、御台所・大奥の所望により出された仮装行列など、こちらも賑やかに行われた。かつての御雇祭・太神楽は今年も行列に加わる。
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