宮鍵講・御防講(みやかぎこう・おふせぎこう)
神田明神の各祭事では、必ず「宮鍵」や「神防」と書かれた袢纏を身にまとった人々を見かけます。「宮鍵講(みやかぎこう)」「御防講(おふせぎこう)」の講員の皆さんです。江戸の昔より、神田明神と非常に縁故が深い崇敬講社です。両講とも、神田の職人の親方と、日本橋の商人の旦那衆を中心に構成され、明治大正の頃、隆盛を極めたと言われています。
「宮鍵講」は神社の神輿庫の鍵を預かり、神職すら許されない神輿の出入を唯一奉仕できる講社でした。今日でも奉安殿の鍵を開ける時には必ず「御鍵渡しの儀」を奉仕しています。また、神田祭に使用した祭器具や調度品を取り扱ったとも言われています。
「御防講」は神田明神の警護団体で、火災その他災厄の時に、神紋(巴紋)のついた纏と神紋入りの高張り提灯を振りかざし、神田明神に被害が及ばないよう警護しました。江戸火消の先駆け的な存在であったとも言われています。
両講は現代の神田祭でも、欠かせない存在であることは今も昔も変わりません。
[閉じる]