平成15年に復活した神事能。
江戸初期の神田祭は神事能が主体の祭礼だったことから、約400年の時を経て明神能(金剛流薪能)として復活を遂げた。
金剛流は大和猿楽四座の坂戸座を祖とし、現在五流(観世・宝生・金春・金剛・喜多)ある能の流派の中でも、唯一京都を拠点にする流派である。
芸風は、豪快で目覚ましい動きのなかに華麗さと優美さをもつ「舞金剛(まいこんごう)」といわれ、所蔵する能面や能装束に名品が多いことから「面金剛(おもてこんごう)」とも称される。
当日は神田明神の神職や巫女による明神能ならではの雅楽演奏と巫女舞も神前に奉納される。
《演目》
17:30 | 開場 |
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18:00 | 雅楽演奏 神田明神雅楽部 |
18:15 | 解説 奈良大学教授 三宅晶子 |
18:30 | 上演開始 |
素謡「神歌」 金剛流二十六世宗家 金剛永謹 他 |
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狂言「文荷」 和泉流 野村万作 他 |
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休憩 15分 | |
仕舞「高砂」 金剛流 廣田幸稔 他 |
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能 「乱」 金剛流 金剛龍謹 他 |
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終演 \/ 20時過ぎを予定 |